超星構築のススメ

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人気が高く、長期間環境に残り続けるパワーを持つ超星。

新禁止制限によって大きな影響を受けました。

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デッキの潤滑油であるスピキュールとそれと同じ役割を持つサンピラー。

ノヴァに繋がる上で最強の煌臨元であるコーディリア。

これらの制限によりパワーダウンを余儀なくされましたが、今回はそれも込みで、超星の構築について自分なりに詳しく解説していきたいと思います。

 

デッキの特徴

このデッキは豊富なサーチ、ドローと増やしたトラッシュを活用したサルベージでリソースを大幅に稼ぎながら盤面を形成することから始まります。星竜という創界神サポートを大きく受けることができる系統であることも強力なポイント。

 

ゴッドシーカーが完全耐性を得ることができるためシンボルが残りやすく、ロングゲームにも対応できる強さも持つ。

 

フィニッシュ手段はジークヴルム、ダークヴルムのダブルノヴァを揃えて完全耐性、ライフ2点ボイド送り、ダブルシンボル、キズナ弾やアポローンのバーンダメージで相手のライフを削り切ります。

これらのカードは相手ターンにも使える効果を持つため、受ける展開にも強い。

スピッツァーというバーストメタも存在するため、攻撃の通りもいい。

 

界放のための創界神、耐性付与のダークヴルムノヴァ、煌臨元のコーディリア、ジークヴルムノヴァと、コンボパーツが多いためゴッドシーカー以外のドローやサーチ手段を活用する必要があり、その延長で手札が増えるため防御札を抱えやすいというメリットも持つ。ノヴァドローという最強ドローカードがあるため、様々なカードを採用することができる拡張性の高さも強みの一つ。

 

 

ここまでは誰でも知っている超星の強み。

ここからは構築の話をします。

 

 

 

基盤

超星の構築において、絶対に外せないカードがこれ。

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前記のノヴァやコーディリア以外に、これらのカードは絶対採用され、初動となり得るこれらのカードは3枚ずつの採用が基本です。

キズナ弾は一度配置すれば仕事が終わり、それ以降が腐りやすいため2枚採用が多いです。

ゴッドシーカーがそれぞれ並べば完全耐性のシンボルが赤紫ふたつずつという創界神も真っ青な足場に。

超星最大の強みとも言える。

他にもアポローンや紫の世界などの足場、双翼乱舞やアドベントドローなどのカードも採用できるが、それらは環境に合わせて変える必要があり、変えることができる。

超星というデッキでは、上記のカードとダブルノヴァ、創界神などによって約25枚は固定されていると言える。

 

 

 

基盤、フィニッシュ以外の超星

他によく採用されるのがこれらのカード。

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スピッツァードラゴンは最近環境にいる覇王の存在により様々なデッキで見かけますが、サルベージ出来ないこのカードを安定してサーチできるのも超星の強み。さらにスピッツァーはノヴァの煌臨元にもなる。

しかし対処的な使い方をするカードのため必ず3枚入るカードでもなく、環境に合わせた枚数にする必要がある。

ガニメデは1枚だけ採用されることが多い。理由としては複数枚使用することがほとんどないため。ネクサス破壊もスピキュールで事足りることも多い。

しかしなぜこのカードが不採用にならないかというと、それはこのカードを使うことによる選択肢の増加とその動きの柔軟さだ。

ゴッドシーカーに煌臨すればもう一度サーチ、神託の傘増し。サンピラーやスピキュールの回収効果、ダークヴルムノヴァの滅界放の再利用。ジークヴルムノヴァに煌臨し、アタックキャンセルからの超界放など多くの動きが可能となります。

ネクサス破壊も煌臨時に使えば召喚時メタにも引っかからないという強みに。

好みや環境によって採用されない場合も中はないが、個人的には必ず1枚は採用したい。

 

 

 

超星以外の動き

基盤に利用されるカード以外にも様々なカードを採用できるのが超星の強み。

しかし、それはダブルノヴァというフィニッシュに向かって動くことが前提となっているため、必然と防御カードやドローカード、サルベージカードに枠を割くこととなる。

この枠が禁止制限カードに指定されたサンピラー、スピキュール、そして拾ったカードの枠となっている。

 

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ほぼ必須カードは防御カードとしては最強な白晶防壁。採用されるなら3枚の枠。

防御以外にも、赤と紫では突破できない耐性を突破するのにも重宝される。

 

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言わずと知れた最強バースト。現在ならサカターノやキングスコマンドの枠。利用できる枠としては3枚前後

ターンが帰って来ればノヴァで勝てる為よく採用される。白晶と同じく色を散らすことで装甲を突破しやすいという面もあることも覚えておいてもいいかもしれません。

 

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ゴッドシーカーやノヴァドロー以外のリソース元。枠は2〜4枚程度。

コーディリア制限によりノヴァドローの再利用が難しくなったため、より重要度が増しました。

この枠に当たるのは双翼乱舞やアドベントドロー、紫の世界やアイランドルートなどの足場兼ドローソース。今の環境では実質3枚ドローと6色カードの使用に対する強烈なメタを持つライウンコマイヌがこの枠に採用されるのではないだろうか。

 

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手札からライフが減ったタイミングで発動できる、いわゆる魔弾マジック。枠は2〜4枚以内。

手札保護を持つためグリードサンダーなどをかわせるこのカードは非常に相性がいい。

他にも覇王爆炎撃やデスアタラクシアなども候補に上がる。環境や同時に採用するカードによって選ぶ枠。

基本は絶甲氷盾、マジックによる破壊を求めるなら爆炎撃、紫の世界を採用するならデスアタラクシアなど、デッキや環境にあった採用方法を考える必要があります。

実はソウルクランチやマグネティックフレイムはここと同じ枠です。アスガルディアもここに含まれます。

あまり使われていませんが、個人的にこんなカードもおすすめです。

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禁止制限で大打撃を受けた枠、サルベージカード。コーディリアを除けば2枚か3枚程度。

こいつらの何がやばかったかというと、サルベージカード同士を回収し合うことで連続で神託し続けることができる動き。それがダメなのは皇獣が証明しています。

逆に言えば神託できるサルベージカードであったからこそ意味があったともいる。そのためこの枠にレーディアを1枚採用するというのもあまり良い手段とは言えない。

そこで新禁止制限に合わせて採用を進めたいのがこのカード。

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星竜3枚回収。バ・ク・ア・ド‼︎

しかし従来のサルベージカードとは違い、サーチもできなければこのカード自体を回収する手段がないということ。必然的にドローを強くする必要が出てくる。

レーディアと同じく神託出来ませんが、他に神託出来るサルベージカードが存在しないため回収できる枚数に注目。

この回収する3枚のなかに今回制限となったカードたちプラスαということになれば以前と変わらない動きが可能となるはずです。

これからも超星を使い続けたいという人は絶対に持っていて欲しいカードです。

 

 

強力な固定枠と、環境に合わせて採用することができる自由枠。

これらのことも加味して構築した自分のレシピがこちら。

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今の環境にありそうな普通の超星の制限によって減った枠にライウンコマイヌとスターレインリボーンを入れただけではあります。

自分の中で超星デッキ内の役割の理想がシンボルが残る初動15枚以上、ネクサス破壊3枚、防御マジック5枚、サルベージ4枚前後、バースト最大3枚前後、2枚以上になるカード6枚以上くらいの感覚を持って構築しています。

ここまでで紹介した枚数配分は役割が複数あるカードもあるので参考程度にしておいてください。

制限によって失った枠にスターレインリボーンを。ゴッドシーカー複数枚を回収する動きが理想的。もちろんコーディリアを回収するためのものでもあります。

フィニッシュ手段は以前と同じ。コーディリアに絶対アクセスします。なのでボトム落ちだけはケアできないのでそこは祈るのみ。ボトム落ちケアをしたいならリボルドローやブレイヴドローという選択肢もギリギリあります。ボトム落ちケア兼2枚目のコーディリアの役割を代わるため同じく制限カードのディアヌスキッズを採用するという選択肢もなくはないが、あまりおすすめするものではない。

理由として、

サーチできないこと。

ディアヌスキッズをトラッシュから回収する手段が必要になること(拾ったカードが禁止になった、、、)。

メイン煌臨効果の条件である赤の煌臨元を用意することが意外と難しい。これらのことがあげられます。

それならばスターレインリボーンを3枚採用する方が幾らか現実味があると言えるだろう。

そもそもこのデッキではスターレインリボーンという爆アドカードがあるためフル軽減でのジークヴルムノヴァの召喚も現実的。コア不足に喘ぐことになるかもしれませんが、以前と似たような動きはできます。

 

もう一度制限カードについての話をします。

禁止制限によって超星が最も影響を被ったのはコーディリア。

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コスト6以下の超星「カード」をサルベージという効果はダブルノヴァやコーディリア自身を回収できないものの、ヴィオラまゐ、優秀なゴッドシーカー、コーディリアとも相性の良いガニメデ、そして最強ドローカードであるノヴァドローを回収できるというのがあまりにも強かった。

アタックステップ開始時効果は言うまでもなく強力。

ノヴァを煌臨させるのはもちろん、ガニメデを煌臨させガニメデ効果でコーディリアを再召喚。回収と破壊効果をもう一度使うことができ、アポローンキズナ弾があればアタックせずにライフを削ることができ、このダメージはアレックスや絶甲氷盾の影響を受けません。

 

超星デッキとしてコーディリア制限で最も困るのはコア回収と煌臨させる効果。これらの効果のおかげで豊富な防御カードとダブルノヴァを揃えてのアタックができていたと言っても過言ではありません。

これからのダブルノヴァはそれを考慮し、ジークヴルムノヴァを煌臨ではなく召喚することも視野に入れなければならないと考えている。

そのためのスターレインリボーンである。このカードで複数枚のゴッドシーカーを回収、展開することで多くのシンボルを盤面に残すことができ、ダークヴルムノヴァもジークヴルムノヴァも低コストで召喚することができるはず。

もちろんコーディリア効果での煌臨が最強なのは変わりありませんが、新たな展開方法でもう一度ダブルノヴァを使うことができるのではないでしょうか。

 

ガニメデを2枚採用するという選択肢もありました。

ライウンコマイヌはタルボスの耐性が付与されない代わりにアタック制限がなく、低コストスピリットが並んでいてもアタッカーを確保できるのは超星では珍しい。

そのため序盤から能動的にフラッシュタイミングを発生させ、ガニメデをゴッドシーカーに煌臨、そして召喚時の再利用ができるからです。

序盤からこの動きができるの大きな強みの一つと数えることができます。

ターレインリボーンによって回収できる枚数が増えているため、この回収にタルボスを加えることができ、かつダークヴルムの滅界放を使いまわしてコアを増やしてジークヴルムノヴァの召喚につながることも考慮するならば2枚の方がいいのかもしれません。

 

他におすすめカードはデッドリィバランス。破壊するのはスピキュール、破壊時効果と合わせて2枚回収と除去が可能。このカードを採用するのなら紫の世界も一緒に採用することをお勧めします。

 

 

今回の制限によって影響を受けた枠を埋めるためにおすすめしたスターレインリボーン。

正直いうと現状の自分の中の評価は45点くらい。理由は今までこのカードが採用されなかったってところで察してください。

うまくリペアできたとしても正直従来の下位互換の動きしかできないのは火を見るより明らか。安定性は大きく欠けます。

しかし使い続けたいのはノヴァが好きだからに他なりません。

これからも様々な形を試しながらノヴァを使っていくつもりです。